モラハラに悩まされている方の働き方

職場での人間関係に悩まれている方も少なからずおり、精神的苦痛を受けるだけではなく業務に支障をきたしてしまう事もあるかもしれません。いつまでも我慢してしまうと心の病に発展してしまう危険性もあり、それを改善させるために多くの時間を要する事もあるでしょう。人生にも悪影響を及ぼす可能性がある事ですので、早めに転職などを検討してより良い環境を手に入れた方が良いと言えます。

しかし、転職しても同じようにモラハラなどを受けてしまう方は、何度も転職が成功するとも限らないため転職とともに工夫していく必要もあるでしょう。人間関係においては相手ばかりに原因がある訳でもなく、被害者においてもなぜそのような状況に陥るのか原因追求をすべきです。それにより解決方法が見えてくる事もあり、より良い状況で働けるようにもなるかもしれません。必要であれば専門家などへの相談も検討してみて、コミュニケーション能力向上に努めてみるのも良いです。

それでも問題が解決できない方は、転職先選定においてなるべく人と接しなくて良いような職場を選んでみるのも良いでしょう。人と接する事がなければモラハラに怯える必要もないですし、快適な職場環境を手に入れる事もできるかもしれません。職場探しの条件面において相談にのってくれるようなサービス利用を検討して、ただ求人情報を提供してくれるだけではなく転職活動をサポートしてくれるような所を探してみるのも良い方法の一つです。

転職もアリ!モラハラから自分を守ろう

もし職場でモラハラに悩まされたら、まずは解決を目指して話し合いを試みます。加害者は、自分のしている事がハラスメントにあたるとは思っておらず、無自覚な場合も多いものです。しかし、それでも相手が全く態度を改めようとせず、距離を置くのも難しい場合は、自分を守るために転職をするのも一つの選択肢です。

モラハラが理由で会社を辞めるケースでは、いくつか注意しておきたいポイントがあります。退職したいという申し出は、口頭のみでも認められていますが、退職届は自分で書き、念のためにそのコピーも取って保管します。その際の退職理由ですが、モラハラによる退職であることを明記します。ここに「一身上の都合」と書いてしまうと、自己都合による退職になってしまいます。会社を辞める理由が自己都合であるか会社都合であるかということは、失業保険の給付期間に影響してきます。もし会社から、自己都合と書かなければ退職届を受け取らないと言われても、そこで屈せずにしっかりと書きます。直接提出することが難しければ、配達証明付きにした内容証明郵便で会社に郵送することもできます。

もう一つ大切なことは、離職票(雇用保険被保険者離職票)を受け取ることです。これは失業保険を受給してもらう際に必要な書類で、離職票には1と2の2種類あります。2の方に退職の理由が記載されることになっているので、会社都合になっているかチェックが必要です。会社都合で失業保険を申請した場合、支給開始日が早くなるなど、自己都合のケースよりも優遇してもらえます。まだ転職先が決まっていなくても、次の職場を落ち着いて探すことができるでしょう。